NBAに興味があるけど、テレビではあまり見かけない…。
そう思ったことはありませんか?実は今、日本でもNBAは手軽に、しかも本格的に楽しめる時代になっているんです。この記事では、NBAの基礎知識や日本での開催実績(ジャパンゲームズ)、2025年現在の視聴環境(NBA Rakuten・League Pass)について丁寧に解説します。これからNBAをしっかり観たい人のために、観戦方法と選び方をまとめました。
NBAとは?基礎知識と楽しみ方
このセクションでは、NBAの基本情報から楽しみ方までを丁寧に解説します。
NBAの正式名称と歴史
「NBA」ってそもそも何の略?いつから始まったの?
そんな素朴な疑問にお答えします。
■ 正式名称と意味
略称 | 正式名称 | 日本語訳 |
---|---|---|
NBA | National Basketball Association | 全米バスケットボール協会 |
NBAは、アメリカを中心に世界中のトッププレーヤーが集まる、男子プロバスケットボールリーグです。1946年に「BAA(Basketball Association of America)」として発足し、1949年に現在の「NBA」という名前に統合されました。
■ NBAの誕生と進化
- 1946年:BAA設立(当初はアイスホッケーアリーナの空き時間を埋める目的だった)
- 1949年:BAAとNBLが合併 → NBAが誕生
- 1980年代:マジック・ジョンソン、ラリー・バード、マイケル・ジョーダンの活躍で世界的人気へ
- 1992年:バルセロナ五輪で“ドリームチーム”結成 → 世界中にNBA熱が拡大
- 現在:30チームが所属し、世界200カ国以上に放映される世界的なリーグへ
■ 日本との関わりも年々深く
日本では1990年代からテレビ放送が始まり、近年は八村塁選手や渡邊雄太選手の活躍によって、NBAへの注目が急速に高まっています。現在は、日本国内でもNBAを身近に感じ、応援するファンが増えています。
NBAの試合形式とルールのポイント
NBAは実は国際ルールと異なることを知っていますか?
これを知っておくと、観戦がぐっと楽しくなります!
■ シーズン構成
シーズン区分 | 内容 |
---|---|
レギュラーシーズン | 各チーム82試合を戦う(10月〜4月) |
プレイイン・トーナメント | 7〜10位のチームによるプレーオフ出場決定戦(2020年〜導入) |
プレイオフ | 勝ち抜きのトーナメント戦(4月〜6月) |
NBAファイナル | 各カンファレンスの王者が激突(6月) |
■ 基本ルールのポイント
- 1クォーター12分×4(延長戦あり)
- 5人制で交代自由
- 3ポイントシュートが少し遠め
- ファウルは6回までOK
NBA観戦の魅力
NBAの試合を見る最大の楽しみはやはり華のある選手たちです。
ここでは、NBAならではの観戦の魅力に迫ります。
■ スター選手のスーパープレイ
NBAには、世界トップクラスのアスリートが集結しています。
1試合で30点以上を叩き出すステフィン・カリーの3Pシュートや、
空を飛ぶようなレブロン・ジェームズのダンクは、まさにスポーツの域を超えたエンターテイメントと言えるでしょう。
■ ハイライト動画でも楽しめる
「試合全部見るのは大変…」という人には、NBA公式のハイライト動画がおすすめ。
シーズン中はYouTubeなどに毎日のようにアップされるハイライトは、短時間で試合の興奮を味わえます。
■ 日本人選手の活躍も注目
選手名 | 所属チーム(例) | 特徴 |
---|---|---|
八村塁 | ロサンゼルス・レイカーズ | パワフルなフォワード、安定した得点力 |
渡邊雄太 | メンフィス・グリズリーズ(過去) | ディフェンスと3Pの名手、ファンに愛される存在 |
彼らの活躍は、日本のファンにとって誇らしいものであり、NBAがより「自分たちにとって身近な存在」と感じられるようになった瞬間です。
日本でのNBAの歴史と現状
「NBAってアメリカのスポーツでしょ?」思っていませんか?
たしかにアメリカ発祥のリーグですが、実は日本でも意外と昔から親しまれ、何度も公式戦やイベントが開催されています。
ここでは、日本とNBAのつながりの歴史、そして現在についてお話ししていきます。
日本での初開催
日本でNBAの試合が初めて開催されたのは、1990年です。
開催された当時はNBAが本格的に国際展開を進めており、日本はアジア初の開催地として選ばれました。
■ NBAが日本にやってきた!
開催年 | 対戦カード | 会場 | 備考 |
---|---|---|---|
1990年 | フェニックス・サンズ vs ユタ・ジャズ | 東京体育館 | 日本初開催となるNBAの試合 |
1991〜1999年 | 複数チーム | 東京ドーム/さいたまスーパーアリーナ | 定期的に開催され、徐々に人気が定着 |
当時の会場には、バスケファンだけでなく、NBAという新たなカルチャーを体験しようと多くの観客が訪れました。
アリーナの熱気、ダンクの衝撃、選手のスピード感に、誰もが圧倒されたのを今でも覚えている人も多いはずです。
■ 「ジャパンゲームズ」の誕生
- 世界戦略の一環として、日本を含むアジア市場へのアプローチ
- 試合だけでなく、イベントやファンミーティングなども開催
- バスケットボールを知らない人でも楽しめる「エンタメイベント」に進化
このジャパンゲームズは、NBAが単なるアメリカのスポーツリーグではないことを、日本にしっかりと印象づけたと言えるでしょう。
過去の開催実績
「最近は来てないの?」という声もありますが、実は再び注目を集めているんです!
■ 主な開催実績(2000年代〜)
開催年 | 対戦チーム | 開催地 | 観客数・注目ポイント |
---|---|---|---|
2003年 | シアトル・スーパーソニックス vs ロサンゼルス・クリッパーズ | さいたまスーパーアリーナ | NBAファンイベント付きで開催 |
2019年 | ラプターズ(当時王者) vs ロケッツ | さいたまスーパーアリーナ | 全盛期のハーデンが出場 |
2022年 | ゴールデンステート・ウォリアーズ vs ワシントン・ウィザーズ | さいたまスーパーアリーナ | 八村塁出場で日本中が注目 |
どの年のJapan Gamesも、日本のファンにとってまさに夢のようでした。
2019年の試合は私も実際に見に行きましたが、普段画面上で見ているNBA選手を生で見れたのは本当に感動しました!
八村塁ら日本人選手の活躍がもたらす影響
NBAは遠い世界の話じゃない。そう感じさせてくれる存在が、まさに「八村塁」や「渡邊雄太」といった日本人選手たちです。
八村塁のインスタグラム
渡邊 雄太のインスタグラム
八村塁が日本バスケを盛り上げるために立ち上げたプロジェクト
■ 日本人NBAプレイヤーたちの歩み
選手名 | 所属チーム(過去含む) | 主な功績・特徴 |
---|---|---|
八村塁 | ウィザーズ→レイカーズ | 日本人初の1巡目指名(9位)、力強いプレーが武器 |
渡邊雄太 | ネッツ→グリズリーズ | ハードなディフェンスと3Pでファンを魅了 |
彼らの活躍がメディアで頻繁に取り上げられるようになり、バスケを知らない層にも「NBAってすごい!」と関心が広がっています。
■ 若年層へのポジティブな影響
- 中高生のバスケ部員がNBAを目指すように
- 地上波・SNSで彼らのハイライトが拡散
- 「自分にもチャンスがある」と夢を持つ子どもたちが増加
■ 日本国内でのバスケ人気の広がり
項目 | 変化の例 |
---|---|
視聴環境 | NBA League Pass や NBA Rakutenの普及 |
メディア露出 | 地上波ニュース、YouTube、TikTokでの特集 |
イベント | NBA Japan Gamesやバスケ教室の増加 |
【最新情報】日本でNBAを観るなら
2025年夏に大きな動きがありました。長年おなじみだった「NBA Rakuten」は2025年7月31日でサービス終了しました。
楽天の指定の通信プランと契約していれば、無料でNBAが見られるという画期的なシステムで、NBAファンからするとめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。
ここから先は、Prime Video(アマプラ)とNBA League Pass(公式)、そしてドコモの配信が主役になります。
これからのメイン視聴方法はこの3つ
■ 1) Prime Video(アマプラ)
2025-26シーズンから、Prime VideoがNBAの配信をスタート。レギュラーシーズンの注目試合(年間60試合超の目安)や、NBAカップ(旧インシーズントーナメント)のノックアウト全試合、さらに毎年いずれかのカンファレンスファイナルを含むプレーオフの一部などを配信予定だそうです。
詳細が発表されましたら追記していきたいと思います。
■ 2) NBA League Pass(公式・日本購入OK)
2025-26シーズンから、日本でもNBA公式アプリ(NBA App)やNBA.com、そしてPrime Videoチャンネルを通じてLeague Passを直接購入可能になるとのことです。
全試合のライブ試合&見逃し配信が視聴可能になると思われます(国別の権利都合で例外が出る可能性はあります)。
■ 3) ドコモの配信(国内向けの新パッケージ)
ドコモは2025-26からNBAと複数年の配信契約を締結しました。
「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」契約者は追加料金なしで試合や関連コンテンツを楽しめるという、楽天に似た感じでの提供になります。
どの試合が観られるかなどの具体ラインナップはシーズン開幕前後に順次案内されます。
NBA League Pass(日本)
■ 購入できる場所
- NBA公式:NBA.com または NBA App(iOS/Android)
- デバイス経由:Fire TVなどの対応デバイスからアプリ内購入
- Amazon:Prime VideoチャンネルでLeague Passを追加
※日本での購入受付は9月3日(シーズン前)から順次スタート。実際の表示プランは購入画面で確認するのが確実です。
■ こんな人に向いてます
- 全試合をしっかり追いたい方(おすすめの試合だけじゃ物足りないなど)
- 見逃し・倍速・ハイライトを自分のペースで消化したい方
■ 価格について(日本)
2025年8月17日現在、日本向けの確定価格は公表時期・加入経路によって変動します。
- NBA App / NBA.com:月額・シーズン一括のプランが用意される見込み
- Prime Videoチャンネル:アマプラ内でLeague Passを追加(別料金)
よくある誤解について
- 「日本ではNBAはRakuten必須」→ 今は違います。
NBA Rakutenは2025/7/31でサービス終了。今後はPrime Video / League Pass / ドコモが主役です。 - 「楽天モバイル契約でLeague Passが無料」→ これも終了。
Rakuten特典はRakutenサービス終了とともに終了しています。 - 「WOWOWやABEMAで引き続き観られる」→ 2024-25で終了。
WOWOWのNBA放送・配信は24-25シーズンで終了。ABEMA de WOWSPOでのNBA配信も終了しています。
今後の日本でのNBA展望(2025年版)
直近ではNBAの試合は日本開催は未発表で、次にいつ開催されるかはわかりません。
ここでは、日本開催の最新状況と、国内でのNBAの広がり方を整理します。
次回ジャパンゲームズ(日本開催)の現状
- 2025年8月17日現在、日本での次回NBA公式戦(プレシーズン/レギュラー)は未発表です。
- 過去の日本開催発表は「春先」が多め。
例)2019年は3/4発表、2022年は3/14発表(いずれも埼玉・さいたまスーパーアリーナで実施)。 - 直近では欧州(ベルリン/ロンドンなど)での国際試合が先に告知されており、日本開催は続報待ちの状況です。
日本市場でのNBAの取り組み(いま・これから)
領域 | 現状と今後のポイント |
---|---|
配信パートナー | Prime Videoが長期メディア契約で本格参入。NBA公式のLeague Passは日本で直接購入可能に。国内向けにはドコモとの複数年コラボも始動。 |
SNS・デジタル | 日本語向けの情報発信やハイライト供給を継続強化。過去データでは日本のSNSフォロワーが160万超とファン基盤は厚い。 |
イベント | 日本開催(ジャパンゲームズ)は現状未発表。欧州など世界各地の国際試合と並行しつつ、日本は“有力候補市場”として継続注目。 |
日本人選手の存在感
- 八村塁(レイカーズ)がNBAの最前線でプレー。日本の露出・関心を底上げする大きな推進力に。
- 渡邊雄太は2024-25からBリーグ(千葉ジェッツ)でプレー。NBA経験者が国内でも活躍することで、NBA⇄日本の往来がより身近に。
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